「シムシティ」最新作のGlassBoxゲームエンジン解説ムービー、1つの要素がゲーム全体に影響を与える

自分で好きなように街を作れる箱庭ゲーム「シムシティ」の最新作が2013年に発売されます。Maxisが開発したシムシティシリーズとしては、2003年に発売された「シムシティ4」以来10年ぶりの新作となるため、多くのファンが期待を寄せています。
本作ではMaxisの3Dゲームエンジン「GlassBox」が採用されていて、シム世界を真の意味でシミュレーションできるようになっています。このGlassBoxエンジンでどんなことができるのか、ゲームプレイエンジニアのDan Moskowitzさんが解説するムービーがYouTubeにアップされています。
シムシティ|EA Japan
http://www.ea.com/jp/sim-city

SimCity Insider's Look GlassBox Game Engine - Part 1 - YouTube

解説してくれるのはエンジニアのDan Moskowitzさん。

このムービーに登場するグラフィックはまだ完成版ではありません

火力発電所(ユニット)に石炭(リソース)を投入

発電所が稼働し、発電が始まりました。

火力発電所が動き始めたことで、煙突から煙が上がり始めました。

また、電気が来るようになったことで、工場も動き始めました。

次は消防署を設置してみます

消防署ユニットを置くだけでもOKですが、自分でいろいろパーツを組み合わせることもできます。

鐘楼や旗竿のある、立派な消防署になりました。

マップに森を作っています

森林は大事な資源の一つ

資源は目に見えている部分だけではなく、石油などのように地中にも存在します。

街の様子、すべての人はそれぞれ「エージェント」として扱われます。

乗り物も同じように「エージェント」です

エージェントはリソースを運びます

大量のエージェントが行き来しています

これまでのシムシリーズではシムの動きのシミュレーションは乱数表を用いた「シミュレーションもどき」だったので、シムの動きは一定パターンに収まるものでした。しかし、GlassBoxエンジンはデータ駆動でシムや環境をシミュレーション。たとえば、先ほどの「発電」のように、1つ1つのルールが独立して動くのではなく他に影響を与えるようになっていて、すべての要素がゲーム全体に絡んでくるというわけです。

エージェントが電気を運んでいるところ

水も同じようにエージェントが運びます


シムシリーズではおなじみの「住宅地区」「商業地区」「工業地区」というゾーン分けは健在

ゾーンデベロッパーがルールに従ってユニットを作っていきます

そしてエージェントがリソースを運んできます。まさに現実と同じようにシム世界が発展していきます。

ゲームは2013年発売予定。もちろん日本でも発売される予定となっています。

本作はマルチプレイにも対応。おのおのの都市がリンクして相互に影響を与えあうので、周りの都市がどういうものかも重要になってきます。
2013年発売「シムシティ」最新作アナウンストレイラー - YouTube

発売が待ち遠しい……。
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